『長編・彼女の理由』のあとがきです。
　最初は裏小説で、結局表に出してしまったこの長編。
　バカップルを書くことにあこがれ、自分なりにはっちゃけた主人公を描いてきた今作品。いかがだったでしょうか？
　現代長編のあとがきは統一してあとがきへの二十の質問で答えさせていただきます。


1：この小説を書き終えた、今現在の心境を一言で簡潔に言い表してください。

　手抜きではないですけど、一番書くの楽だったな。



2：この小説を書く上で、一番書きやすかったところはどこですか？

　美緒と明人のバカップル振り。



3：この小説を書く上で、一番苦労したところはどこですか？

　特になし。いや、本当特になし。



4：ボツにしたタイトル、仮タイトル、執筆中のコードネームなどありましたら教えてください。

　没は無いですね。簡単に考えました。



5：タイトルの由来（意味）は何ですか？

　いや、短編から取ったのですけど、短編は「彼女が彼氏といる理由」ということで付けました。



6：この小説を書き始めるきっかけはなんでしたか？

　バカップルです。



7：この小説を書く上で、何か影響を受けたもの（他の作品や、他媒体の創作物など）はありますか？

　バカップルの会（笑）
　オンライン作家・小島はるか氏「僕と彼女の場合」
　オンライン作家・ひの氏「僕たちの日常」
　です！　お二方のバカップルに乾杯！



8：これがあったから、この話がかけました！（これがなかったら、かけませんでした！）というものはありますか。

　上記バカップル話。



9：ボツにしたストーリー展開を教えてください。

　その日その日のテンションだけに何もありません（爆）



10：プロット（思惑）どおりに進みましたか？

　プロットはなし！



11：これが書きたくてこの話を書きました、という部分はどういうものですか？

　バカップルです。読んでて「ご馳走様」と言えるくらいの。



12：一番こだわったところはどこですか？

　明人のいぬっぷり。



13：一番好きなキャラクターと、一番嫌いなキャラクターを、理由つきで教えてください。

　やっぱり明人が好きですね。「もへぇ」とか言わせるの楽しかった〜。嫌いなキャラはなし！



14：実際にいたら嬉しいキャラクターと、実際にいたら厭なキャラクターを教えてください。

　実際に美緒いたら好み分かれるだろうな……。



15：この人にはこの言葉を言わせたかった！という台詞をキャラ別にどうぞ（実際に言わせていなくてもOK)。

　明人「もへぇ」（爆）



16：この小説の登場人物たちを使って、別の話を書く予定はありますか？

　現代長編は微妙にリンクさせてます。また登場するかもしれません。



17：この小説の中でこの部分が一番会心の出来なのです！　というシーン（か台詞）を抜粋してください。


「あたしは明人が大好きだよ。あたしだって子供じゃない。恋人同士が何をするのかも分かってるし、その相手が明人なら嬉しいと思ってる。でも明人はあたしとそう言うことするのをどこか避けてる！　最初はそう言うのをただ怖がってるだけかと思ったけど――」
　一気にしゃべって、喉が詰まった。咳を何度か繰り返した時に、明人があたしの背中を抱いた。
「ごめんね、美緒。俺も美緒と……したい」
「本当！　なら――」
「でもちょっと思うところがあって、ね。もう少し待ってくれる？」
　そう言って明人はあたしの口を自分の口で塞いだ。理由を聞くタイミングを外されたけど……あたしはそれでもいいかなと思った。だって明人もあたしとエッチなことをしたいと思ってくれているんだから。
　今は、それだけで充分だった。
　唇を外してから笑いあう。やっぱり、明人はかっこいい。かっこかわいい。
　そこで、ふと思いついたことを口にした。
「つまり明人は裸エプロンが好きなの？」
「違うわっ！」
　やけに焦って言ってたのが何となく気になった。



　第四話より。シリアスからのギャグに落とすのが気に入ってます。



18：この小説で取り上げたテーマやアイデアに、もう一度別の形で挑戦してみたいですか？

　そうですね。また書いてみようと思います。今度はもう少しシリアスも入れて。



19：何か、これだけはしておきたい言い訳というのはありますか？(笑)

　アップ直前に書いておきました（爆）



20：最後に一言どうぞ！

　バカップル万歳！