――――――雪が降っていた。

      重い大きな雪片が降り続いていた。

      空を見上げれば一面の白。青い空も、灰色の雲も見えなかった――――――







――――――『ようこそ。オレディユ山、《蒼き狼》総本山へ』

       その声は響いてきているというわけではなかった。頭の中に直接響く。

       ルシータとマイスは不快感に顔を歪ませ、ヴァイは鋭い目つきで虚空を見上げた――――――







オレディユ山にミスカルデの案内で着いたヴァイ達。

そこでレイとレインに再会する。

集った者達に告げる『枢密院』







――――――「ヴァイス………見なさい。目の前に、あなたが追ってきた真実がある」

       耳元でレインの声がした。ヴァイは自分の手を姉が握っている事が分かった。

       そしてその手が異常なまでの力強さだと言う事も――――――







両親の死の真相。古代幻魔獣。そして、『エンドレス・ワルツ』

オレディユ山に眠る人類の切り札の開放のためヴァイは茨の道を進む事になる。



果たして全ては明かされるのか?

次回、エンドレス・ワルツF『終末へと唄われし序曲』









全ては、ここにある









あとがき



書き終えました。C、D、Eの魔術師編。

魔術をたくさん使いたいと思って考えたんですけど・・・・・・。

普段よりは使いました。

さて、物語もあと二話となりました。

次の回で謎は分かり、そして『最終章』へと進んでいく予定です。

最終回はなるべく今までのキャラを出したいなぁと思う今日この頃。

この話はエンドレスワルツB以来の僕的成功作品だと思います。

他の話が失敗ってわけじゃないですが、書きたいことを殆どこの中に注ぎこめました。

書き終えてちょっと感慨深いものがあります。

やっとでてきたレイン姉さんは次と最終話で大活躍してもらいます。

ですから物足りなさを感じる人はもうしばらくお待ちを。

最終話の構想は大体浮かんでます。

満足のできるものを書き終えて、感無量って形にできたらいいなぁ。

ではでは、またいつか・・・・・・。







ENDING SONG 『消えない虹』 From B'z


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