『ワタシノオモイ』





 あなたの事を好きになったのは いつからだっただろうか?



 いつしか視線はあなたを追い いつしか浮かぶのはあなたの事だけになった



 初めての恋 初めての経験に 僕の心は浮かれ 募る思いに燃えた



 どうしてもこの思いを伝えたい でも君には届かないことは知っている



 無駄だと諦めてしまえば早いけど でも僕には諦める事は出来ない







 少しだけ勇気を出して 君に思いを伝えようか



 足を一歩踏み出して 君に思いを伝えようか



 思いを伝える恥ずかしさも 拒絶されるかもしれない恐怖も 目を瞑って我慢して



 何よりも 初めてのこの思いを大事にしたいから





 

 君が目の前から消えると知ったのは いつだっただろうか?



 ドラマみたいなおきまりの 初恋は実らないと言う言葉が僕の中に聞こえた



 初めての恋 初めての経験は 僕の心にうれしさと 寂しさを同時にもたらした



 違う場所に行ってしまう君に どうしてもこの気持ちを伝えたかった



 あなたが転校する日に早起きして 朝早く君の家に行ったんだ







 少しだけ勇気を出して 君に思いを伝えたかった



 足を一歩踏み出して 君に思いを伝えたかった



 離れてしまう寂しさを 彼女と二度と会えない恐怖を 全てどこかに追い出して



 何よりも 君に伝えないまま離れたくなかった







 結局押せないインターホン 結局諦めてしまった僕



 彼女が旅立つその時を 離れた場所から思っていた



 僕はこの思いを忘れはしないだろう 初めて生まれたこの感情を忘れないだろう



 伝えられなかったこの思いは ずっと胸の中にしまっておこう







 そして長い時が過ぎて この思いが色あせてしまっても



 けして無くさないように 大事に取っておくよ