『Rain fall』





 雨の日でも君のこと迎えに行くよ いつも通りの青い傘差して







 付き合ってからもう三年 何度もデートをしてきたけど 大体最初は雨が降る



 途中で晴れても僕らはいつも 水色傘を差していた



「どっちが雨を呼んでいるのかな?」



 君は面白そうに笑ってた 互いの傘を軽くぶつけながら



 水族館帰りの道 途中で雨に打たれて



 ちょうど持ってた折り畳み傘 二人で一つの傘に入ったね







 雨の日でも君のこと迎えに行くよ



 必ずすぐに晴れるから その時までに



 必ず君のこと迎えに行くよ いつも通りの青い傘差して







 長引く授業 待ちくたびれる 何度も待ってきたけれど やっぱりいつも退屈だ



 外を見る 快晴の空 どこにも雨雲無いけれど



「雨が降るよ」と君が言う日には



 いつの間にか雲が空覆い 君が来る頃 雨が落ちた



 大学帰りの道 雷が遠くで鳴って



 驚いた君は耳を塞ぎ 傘を落として 僕が雨避けしたね



 君は 笑ってた……







 雨の日でも君のため傍にいるよ



 必ずすぐに晴れるから その時まで



 必ず君のため傍にいるよ いつも通りの青い傘差して







 皆は雨を嫌がるけれど 僕は嫌いじゃないんだ



 だって君との心の繋がりが はっきり感じるのは雨の日だから







 雨はきっと大地を潤すだけじゃなくて



 人の心も潤すんだ きれいさっぱりに



 必ず君といつまでも一緒に行くよ



 青い傘が無くても 雨が降らなくても



 いつまでも君との 心の繋がりを感じているから……