「あずまんが大王」

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ほぼ一月ぶりのレビューです。
今回のお題は先日アニメも終了したあずまんが大王で行きたいと思います。
この漫画を読むきっかけはサークルの先輩が読んでいたこの漫画を読ませてもらった事でした。
大切にされて巻きついている帯にはこんな言葉が。


「はまった人だけ面白い」


なるほど。
読んだ後に思ったことは、「僕もはまったんだなぁ」という何となくいいような悪いような気分。
なんにせよ、この漫画はその後爆発的にサークル内で読者を増やしていったのです。
似たような感性の人達が集まってんだから当たり前だったのかもしれませんが。
内容は何の変哲も無い、少し変わった少女達があまり変わり映えのしない高校三年間の生活をエンジョイしていく様を描いていく物。
基本は四コマ漫画ですが、四コマでは完結せずに次に繋がったりしたりと本当に「てきとう」な漫画です。
そもそも存在自体は少し前から知ってました。
この漫画が掲載されていた雑誌の、他の単行本の後ろに宣伝が出ていたのです。
宣伝で使われた漫画の内容は次のような物でした。


登場人物はメインキャラである「ゆかり先生」「春日歩」「残り生徒」と言った感じ。



ゆかり先生「なんだ、春日。また宿題忘れたのか」
春日歩「は、はい………」

ゆかり先生「じゃあ、罰として先生と漫才をやろう」
春日歩「え、え?」

ゆかり先生「どっちがボケ? どっちがつっこみやる?」
春日歩「じゃ、じゃあ先生がボケ………」

ゆかり先生「誰がボケか!」
歩を殴る先生。
春日歩「あいた!?」
生徒(始まってる………?)



文章じゃこんなもんですが、四コマでこれを見た時、けっこう面白かったんですよ。
うまいやり方だなぁと素直に思っていたのです。


本当に何も起こらない日常を面白おかしく見せる。
この漫画は正にキャラクターの魅力「だけ」で魅せていた漫画だったのです。
そんな魅力的なキャラクターはこんな人物。






美浜ちよ
小学五年生にしてその天才的な頭脳から高校一年に入学した天才児。
家は豪邸。そして食事当番もこなし、更に自分の昼食を作ってくるという完璧超人。
しかし身体能力、表面的な思考は年相応のそれにより仲間内でからかわれる事も多い。


榊さん
背の高さとクールな外見から同年代の女子の憧れの視線を集める少女。
しかし実態は可愛いものには目が無い。
少し怖い外見から猫など可愛いものを撫でようとすると引っ掛かれ、生傷が絶えない。


滝野智
元気がとりえの暴走女子高生。
とにかく騒ぐのが好きでちよちゃんをよくからかう。
登場人物達の中でムードメーカー的存在。


水原暦
智とは腐れ縁の女子高生。
常に体重を気にしておりいろいろとダイエット法を試している。
智の暴走につっこみを入れるのが主だが、たまに自分が暴走する。


春日歩
大阪から来た転校生。
最初はぼーっとしていて動作もとろい自分を気にして治そうとしていたがすぐにそんな話題は出なくなる。
大阪から来たのであだ名を「大阪」と智につけられそれが定着してしまう。
文脈を考えないボケっぷりに人気が集中し、人気投票で一位を獲得した。


神楽さん
二年生から正式登場。
運動能力は榊さんに次ぎ、頭は智と同レベル。役割もほぼ智と同じという娘。
春日、智と共に「ボンクラーズ」を結成する。


谷崎ゆかり
ちよ達の英語教師。
たまに出る毒舌に社会人とは思えないものぐささで強烈な個性を見せつける先生。
「生徒なんて所詮今だけの付き合い」とは彼女の迷言。
黒沢先生とは高校時代からの友達。


黒沢みなも
ゆかり先生の友人である体育教師。
ゆかり先生に振り回される損な役回りが多い。
高校時代の弱みをゆかり先生に握られているらしい。


木村先生
途中からの登場、そして少ない出番でも高い人気を誇る古典教師。
先生になった理由は「女子高生とか好きだから」
その素直な欲求を隠そうともせず、しかもオープンに女子生徒に勧める様は呆れを通り越して凄すぎ。
しかし募金に一万円を出したり奥さんは美人でよく出来た人と正反対な部分も多い。




とまあこれがメインキャラ。
これでどんな人達か分かれば苦労はしないので是非、持っている人がいたら借りてみて欲しい。
それで面白くなくても責任はもちませんよ。

だって「はまった人だけ面白い」んですもの。



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アニメ最終回だけ違う日だったから見れなかった………。
まあ、機会があったらビデオでも借りるとしますか。内容は分かってるけどね。