「龍騎」

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紅月赤哉の2002年度最も面白かったテレビ番組として残るであろう番組!
「仮面ライダー龍騎」です。
新しい系列の仮面ライダーが日曜八時に始まって三作目。
前二つに勝るとも劣らないストーリーと画面効果で心を奪われました。


新米ジャーナリスト城戸真司は連続行方不明事件の取材中に不思議なカードデッキを手に入れます。
すると周りで不思議な出来事が起こり始めるのです。
何か嫌な感覚が襲ってきて、その感覚が起こるたびに行方不明が起きます。
さらに真司自身も龍の化け物に襲われます。
何がなんだか分からない真司は、不思議な二人組に出会います。
その一人、秋山蓮は化け物が現れた事を知ると真司が持っているカードデッキに似ている物を取り出して鏡に向けます。
「変身!」
蓮はスーツを装着してなんと鏡の中に入っていきました。その様子を唖然として見る真司。
蓮は鏡の中の世界で壮絶な戦いを繰り広げていきます。
「あなたにはミラーワールドが見えるの?」
問い掛けてきたのは蓮といた少女・神崎優衣。
「俺にも………闘えるのか?」
真司は言われた通りにカードデッキを鏡に向ける。
すると真司も変身してミラーワールドに入り、蓮と共に化け物を倒します。
しかし蓮は「ライダーは敵だ(怒)」と言って真司を殺そうとします。
何がなんだか分からずに逃げ惑う真司。
そこに襲い掛かってくる龍の化け物。
真司は無我夢中で何かを掲げます。
それは「契約のカード」
モンスターと契約を交し、力を得るカード。
龍は真司と契約を交し、仮面ライダー「龍騎」が誕生するのでした。


真司はその後、蓮と優依から事情を聞き出します。
ライダーになるためのカードデッキを開発したのは優依の兄である神崎士郎であり、ライダーは十三人いるという。
そして全てのライダーを倒した時、勝者は何でも叶う力を得る事が出来るというのだ。
ライダー同士のバトルロイヤル。
それが、ライダーの闘いだという。
「冗談じゃない! 俺は人を守るためにライダーになったんだ!」
ライダー同士の闘いを拒否する真司。
しかしそんな真司の思いを他所に次々と現れるライダー達。
それぞれの思いのために『力』を得ようと殺し合いをしようとするライダー達を真司は止められるのか?
そんな事をさせる神崎志郎の目的は何なのか?
闘いの結末はどうなるのか!!?

「闘わなければ生き残れない!」


とまあ、こんなストーリーです。
十三体+αもライダーが出てくるとなるとおもちゃ屋さんは繁盛しそうです。
なんと言っても魅力は十三体のライダー達。
それぞれ個性も力も違います。
2002年8月現在では話も中盤に突入していますが、全ライダーはまだ登場していません。
現在テレビで出てきたライダーは
「龍騎」「ナイト」「シザース」「ゾルダ」「ガイ」「ライア」「王蛇」「オーディン」
です。「シザース」「ガイ」「ライア」はすでに死んでいます。
それぞれかなり個性的なんですが、中でも異質なのは「ゾルダ」
病気で死に直面しているために、永遠の命を手に入れようとしている敏腕弁護士北岡秀一が変身する「ゾルダ」
何と重火器を使うライダーなのです。
装備は二連装キャノン砲やらロングレンジキャノンやら。
最終兵器はミサイルの嵐。
なにやら宇宙世紀物に出てるの出る番組を間違えているのでは?
と思えるほどの重装備で現在での攻撃力は最強ではないでしょうか。
また、戦い方も今までとは一線を隔しています。
遊戯王じゃないですが、カードバトルの要素もあるのです!
変身に使用するカードデッキはベルトに装着されるのですが、そこにはもちろんカードが入っています。
名前は「アドベントカード」
モンスターと契約した時にどんなカードになるか決められているようで、武器を呼び出したり特殊能力を使ったりなど様々な効果を発揮します。
使い方は簡単。
それぞれライダーには武器にカードを入れる場所「バイザー」があります。
そこにカードを入れると使えるのです。
「ナイト」を例にあげると、「ナイト」の契約モンスターは蝙蝠です。
カードを使うと「ナイト」らしく剣を召喚したりしますが、特殊能力は超音波を使わせたり分身したりとできます。
必殺技「ファイナルベント」は蝙蝠がマントに変化して「ナイト」の背中につき、空からドリルのように落ちてくる「飛翔斬」です。
避けられたら終わりなんですが、避けられた所を見た事がないのできっと避けられないのです。


しかもこの「龍騎」はもうすぐ映画化するのですが、何と映画で最終回をやってしまおうとか言っています。
前代未聞です。
映画には初の女性ライダー「ファム」や謎のライダー「龍牙」が登場したりとどうなるか楽しみです。
もちろん見に行きますけどね!
テレビ版の最終回はどうなるのか?
同じになるのか違うのになるのか?
現在ネット上で様々な論争が起こっています。
いわく、「映画版のは最悪の最終回で、テレビはそれを回避するように真司が動く」
いわく、「映画版での最終回を不服に思った「オーディン」がタイムベントで過去に戻ったのがテレビの第一話だ!」
など。
ちなみに「オーディン」は時間を移動できるという素敵で卑怯な能力を持っているライダーです。
本当にどうなるのか………毎週日曜が楽しみです。



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兎に角、最近の特撮って子供のための番組じゃないと思う。
子供は主題歌や、戦闘シーンの迫力に驚いていてストーリーにはさほど感心がないみたい。
大人のほうが人間同士の駆け引きやストーリーにハラハラしている。
しかもビジュアル系をそろえているので母親も満足(笑)