「ラムネ」

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ラムネと言っても飲むラムネではないです。
『ラムネ』とは、あかほりさとる原作のファンタジーなのです。
僕が「好きなアニメは?」と言われて最初に出てくる作品なのです。
あかほりさとるの作品は実はなかなか凄いんだというのを知った作品です。

ストーリーはというと、大まかに二つの作品に分かれているのです。
『NG騎士ラムネ&40』
『VS騎士ラムネ&40炎』
の2作品に渡っているのです。


『NG騎士ラムネ&40』

小学生の馬場ラムネ(凄い名前だな)がある日、路上でゲームを売ってる女の子達に出会う。
そして買ったソフトを徹夜でクリアすると、いきなり画面に吸い込まれてしまうのです。
気がついてみると宇宙。そして一緒にゲームを売っていた女の子達が浮いてます。
話によると、ラムネは「ドキドキスペース」という異世界では「勇者」らしいのです。
今から3000年前に(年代だけはリンクしている)その世界を救ったのが「勇者ラムネス」
と言って、ラムネはその血を受け継いでいるらしいのです。
生来の女好きと、困っている人達を見捨てて置けない責任感から世界を救う事を決意します。
んで、その女の子達―――『アララ王国』皇女ミルクココアと一緒に世界を救うたびに出ます。
目的は「ドキドキスペース」を滅ぼそうとした「妖神ゴブーリキ」を復活させようとしてる一味を倒す事。
それを成すのに各地に散らばった「守護騎士(40'sと呼ばれる)」を集めるたびに出るのです。
それからもう一人の勇者サイダーの子孫のダ・サイダー。行方不明だった皇女の長女レスカ(カフェ・オレ)
を仲間に加え、全部守護騎士を集め終わり、「ゴブーリキ」を復活させようとした一味の親玉と
対決をして遂に勝つのですが、「ゴブーリキ」は復活してしまい、新たな戦いの幕が開けるのです。

第二部はRPG風にアイテムを集めていきます。
どんなアイテムかは忘れました。だって小学校低学年だもん見てたの。
んで、最後に仲間の守護騎士達が次々と壊れていく中で、遂にラムネは
「ゴブーリキ」を倒す事に成功。無事にもとの世界に戻るのです。
そして恋仲になったミルクも共に戻り、後に結婚するのです。



『VS騎士ラムネ&40炎』

「バーサスナイトラムネ&フォーティーファイアー」と読む。
何がファイアーなのかは分からないが続編です。
さて、前主人公ラムネが結婚して子供も十五歳になりました。
名前を馬場ラムネード(またまた凄い名前)といいます。
彼は父親に似て勉強は苦手でゲームが得意。そして女好きでした。
ある日、道端でゲームCD(時代を感じさせる)を売っていた少女から
ゲームをもらいます。
「勇者ラムネスの伝説」といいました。
早速家に帰ってプレイ。またほぼ徹夜でクリアすると画面から女の子が
っていうかここまで前作と同じ感じなので省略。
そういう訳で「三代目勇者ラムネス」としてラムネードは世界を救う事にするのです。
敵は「大邪神アブラーム」
前作では名前だけ出ていたのですが、「ゴブーリキ」と共に二大邪神と呼ばれていたそうです。
ラムネードは父親から譲り受けた性格も手伝って世界を救う事を決意します。
おきまりの勇者メカは「神霊騎士カイゼルファイヤー」
パイロットはラムネードとダ・サイダーです。
二人の少女、巫女のパフェ、カカオの話によるとラムネスには二人の仲間がいて、
彼等の子孫を探して一緒に「アブラーム」を倒そうという結論になります。
いろんなスペースを旅してミト・ナット ドラムら仲間を見つけ、それぞれにも神霊騎士があり、
遂に「アブラーム」の復活の場へと突入するのです。
その間に出てきたサブキャラが「赤風」「青風」の二人。
後々明かされますが、この二人は十七歳のラムネとミルクだったのです。
何故十七歳かは後でいいますが。
結果論を言うと「アブラーム」は復活します。
そしてここで僕はあかほりさんを尊敬するのです。
「アブラーム」は初代勇者ラムネスの体に封印されたまま復活するのです。
そして力によって皆をバラバラに飛ばしてしまうのです(体じゃなくて)

さて第二部はサブゲーム的要素が多いです。
ようは話数稼ぎです。
そして物語も佳境に来た時、重要人物が登場します。
「オルガン・シンフォニー」
初代勇者ラムネスの仲間だった女性です。
オルガンはラムネードに全てを話します。
「初代勇者ラムネス」とは未来の人間である事。
「アブラーム」を滅ぼすために過去に飛んだ事。
その途中で「ゴブーリキ」に襲われて仲間とはぐれている間に「ゴブーリキ」を倒した事。
そして遂に自分の体に「アブラーム」を封印した事。
オルガンは「アブラーム」を倒すためにいろいろな手段を使います。
神霊騎士を創ったり、十七歳時の二代目勇者ラムネス(ラムネ)の力を借りたりと。
いろいろ考えて結局、三代目勇者ラムネスは「アブラーム」に破れるそうです。
そして未来、破壊された都市に「初代勇者ラムネス」が生まれるという「永遠の輪廻」
に囚われてしまうそうです。
それを打開する手段はただ一つ。
「ラムネスの剣」を使う事。
そしてそれには「ミト」「ドラム」の命を使う事。
当然ラムネードは断ります。
オルガンはそれを託して消えます。
んで、少しいろいろあって「アブラーム」を倒したと思ったら本体が現れます。
そして観念したところに「ミト」「ドラム」達が現れ、自分の命を犠牲にします。
二人の命が宿った「ラムネスの剣」を手にラムネードは飛びます。
後ろには爆発寸前のカイゼルファイヤーに乗ったダ・サイダー。

「そうさ。俺はいつも、こうやってお前の背中を見てきたんだ。なあ、ラムネス」

彼はそのまま爆死。かっこよすぎます。
「アブラーム」を倒した後にラムネードはゲームセンターで目が覚めます。
仲間を全て失った悲しみに打ちひしがれていた彼は現実世界の友達に見つかります。
友達は皆、仲間の面影がありました。

「そうか、そうだったんだ。皆、最初から傍にいたんだな」

ラムネードは涙。
そして離れた所にいるパフェとカカオ。

「さようなら、ラムネス」

「お幸せに」

と最初に出てきたヒロインが結ばれないという結末を迎えたのです。

最後には三大ラムネスが饗宴。
一緒に名台詞を叫びます。

「俺は今、猛烈にぃ、熱血してる!!」

微妙にずれているのですがどうやってるのか?



簡単に紹介するのも疲れました。
「ラムネ」のほうはないと思いますが、「ラムネ炎」のほうはビデオ屋にあると思うので見てみて損はないですよ。
レビューってもっと感想だけを書くものですよね。
今後はそうします。
んで、感想。
ストーリーは文句なし。
名前のセンスはある意味凄いと思いますね。
大邪神アブラーム、妖神ゴブーリキだし。
主人公の名前がラムネ、なんて絶対馬鹿にされるよ(汗)

まあこんな所で終わります。
次回はもっとコラムっぽくしよう。




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