『幸せの絶頂』



とうとうここまで来た。

彼女と夫婦になる瞬間が。

大学の時からずっとこの瞬間を待っていた。

綺麗なウェディングドレスを着た彼女。

ヴェールをゆっくりと取り去って、少し涙が溜まった瞳を見る。

神父の言葉に従って、彼女と徐々に顔を近づける。

誓いの口づけ。

眼を閉じる。

開ける。

そして、目が覚めた。



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