『殺し屋』
殺し屋のレイは、ライフルに付いているスコープで標的を見ながら呟いていた。
「恨むんなら殺しを依頼した夫を恨むんだな」
狙うタイミングは充分。周囲に障害物は無い。標的しか見えない。
レイはにやりと笑みを浮かべて、引き金にかけた指に力を込めた。
銃声。また一つ消える命。
「恨むんなら殺しを依頼した夫を恨むんだね」
妻が雇った殺し屋のユミは、最後まで後ろにいる自分に気付かなかったレイを冷ややかに見つめた。
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