『告白』
「き、君の事が好きです。付き合ってください!」
声を裏返した彼に、由佳は顔がにやけることを止められなかった。
誠実な人だと思う。顔も美形過ぎず、隣に置くには充分だ。
付き合ったならば、彼は恋人を幸せにする努力を惜しまないだろう。
だからこそ彼女は優しく言った。
「いいんじゃない? 本番も頑張ってね」
由佳の言葉に彼は満足した様子で離れていった。
「次に告白のリハしたい人どうぞ〜」
入れ替わりに次の人が来た。
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